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‟気”の学説と疲労感
紀元前に世界最古の内科の専門書『黄帝内経』によると、「宇宙のすべてのものには原動力と呼ばれる“気”があり、人体内にも流れる“気”が存在します。
体内に豊富な“気”があり、かつ“気”の流れがよく、元気と呼ばれ、即ち健康のことを言います。
体内の“気”が不足したり、滞ったりした時に、衰えと呼ばれ、即ち未病の疲労感のこと。長期で疲労感を改善しないと、ある病気になる恐れがあります。
“気”の学説は現代科学で認められていません。
しかしながら、数千年来、“気”の学説と針灸、マッサージ、“漢方”、東洋医学などの実践がだんだん世界中に普及してきて、人類の健康、繁栄に多大な貢献をしてきた事実を考慮すれば、“気”の学説とその実践を否定することは到底できないというのが現実です。 -
道教と気功
約東漢末年(126—144)中国本土の宗教道教が誕生した。道教の最初の最高宗旨は信者道士が長命百岁、長寿不死を追求して仙人(仙人の住所が仙洞称す)になることです。
(仙人の思想は中国にすでに不存在になり、日本に未だ影響があり、上皇さまのお住まいが仙洞御所を称す)。そのため、保健方法を研究する重要視になり、晋朝(5世紀),许逊氏が保健方法を研究する専著《净明宗教录》の中に初めて名詞“気功”で保健方法を示しました。最代表性の保健方法は築基功です。
道教が道士のため創設された気功の中には、築基功以外、未だ大周天、煉神還虚、煉虚合道等が更、難しい気功があります。千年以上の實践を洗練し、原理易懂、功法易学、効果易顕の三易気功の築基功が流傳して残ってきましたが、他の道教気功が不人気になりました。 -
気功とは”気”を鍛える
漢字は表意文字で、気功の“功”の字は工(工作)と力(努力)を組み合わせたもので、功の意味は努力+工作で、即ち、鍛えることに相当するでしょう。
‟気”の学説により、“気”を鍛える意義は「気」の流れをよくさせること「気」を豊富させます。 -
築基功で‟疲労感”を改善
築基功には利便性があり、気功呼吸+簡単な肢体活動、全ての操作で椅子に座って練習できるので(疲れない)、体力のない方でも修練することができます。
また、築基功の疎通、内収両功法で“気”の流れをよくさせたり、“気”を充実させたりするので、疲労感の改善効果を齎します。 -
築基功の修練
第一段階:動画を見て(字幕、動作、号令(声)を同調した気功動画、約15分)体操のような動きを約3週間真似すると、体操の段階になります。
第二段階:動画を見なく、号令を聴くだけで、修練を熟達し、その時、雑念を排除し、内向的な状態に促進し、気功段階になります。
第二段階になると、築基功が身に着きます。